第18回京阪神製パン業界地域交流懇談会
パン業界の明るい将来像を描く

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 京阪神パン組合の代表と日本パン工業会関西支部の代表とが一堂に会して、本音で意見交換を行う「第18回京阪神製パン業界地域交流懇談会」が9月7日、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で開催された。出席者は、パン組合・パン工業会関西支部関係、来賓を合わせて34人。

 大阪学校給食パン・米飯協同組合副理事長の久保克之氏が司会を務め、最初に京都パン協同組合理事長の山本隆英氏が「京阪神製パン業界地域交流懇談会は18回を迎えた。今回もパン業界の指針となる有意義な懇談会になることを期待する」と開会のことばを述べた。
 続いて、全日本パン協同組合連合会会長・兵庫県パン協同組合理事長で同交流懇談会座長の西川隆雄氏が次のように挨拶した。
 学校給食が紛糾している。3年前から日本パン工業会の飯島会長より「学校給食を一緒になって応援する」という言葉をいただき、昨年より全日本パン協同組合連合会と日本パン工業会をはじめとする業界関連団体が一緒になり、学校給食を守る動きが具体化してきた。ところが先ほど、大阪府の箕面で学校給食パンが「0」になるかも知れないという事態が発生した。大阪に限らず、全国のいたるところで同様の問題が発生しており、もし、これまで何の対策も講じていなければ平成20年頃にパン給食は限りなく「0」に近づいていたと思われる。この10年間にも数え切れない程の問題が起こったが、皆様の協力のお陰で存続し、全パン連として週に2回のパン給食を取り戻そうという目標が掲げられている。さらに、8月1日付けで文部科学省初等中等教育局長から各都道府県教育委員会等あてに通達された「学校給食実施基準の一部改正について」では「学校給食実施基準の概要」の「2学校給食における食品構成について」の文章中に『食パン、コッペパン』という具体的なパンの品名が載るようになった。これは、単に載っているのではなく大変重みのある文言で「米飯給食は週4回以上を目指す」という一言によって、パン供給業者が非常に苦労してきたことを考えると画期的な出来事である。これから取り組まなければならない課題は、学校給食の無償化で、学校給食の在り方を再度考え直してもらう行動を起こし、継続的・安定的な学校給食パンの提供を図らなければいけない。
 今後もパン業界の明るい将来像を描き、パン食普及に努めるため、日本パン工業会や業界関連団体の協力を得ながら、学校給食の安定した地位を築きたい。
 次に、日本パン工業会関西在住の各社を代表してM神戸屋常務取締役の松本健二氏が「製パン業界は、学校給食をはじめ小麦粉を中心とする多くの原材料の値上げ、人材不足、最低賃金の引き上げなど厳しい環境におかれている中、お客さまに喜んでいただける商品作りを基本に立ち返り行わなければならない。そして、パン組合と日本パン工業会が力を合わせて難局を乗り越え、パン業界を発展させたい」と挨拶した。

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当日の出席者

交流懇談会の様子

交流懇談会の様子