第8回ナショナル・エアルーム・エキスポ
希少価値と安全・信頼性を伝える

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カルネンドラ・カルマンチさん

カボチャのタワー 博覧会の象徴的存在

カボチャのタワー 博覧会の象徴的存在
 

ソノラ・ウィート

最も古い在来種小麦の数々

玉ねぎとチアシードで作られたフラットブレッドの「ライブ・ピザ」を初めて食べる親子
 

ローフードの「ベジバーガー」

石臼で挽かれたドラム・イラク小麦粉とドラム・イラク小麦粉で作ったサワー種パン

アナサジ族のバスケットに付いていた種から育てられた在来種西瓜
 

13種類の西瓜の試食

有機でフェアトレードのカカオ豆を使った飲むチョコレートを販売する「カココ」の試飲

モリンガ粉はスムージーやベーキング、卵料理に使うことができる

 9月11〜13日の3日間、カリフォルニア州サンタローザで「第8回ナショナル・エアルーム・エキスポ(全米在来種博覧会)」が開催された。全米の在来種野菜・果物栽培家や種会社、加工品販売者などが集まり、4千種以上の在来種作物が展示され、約300の取扱業者が出展した。アメリカでは在来種作物を見直す傾向が強く、活気に溢れた会場の様子を紹介する。

 アメリカのアルチザンベーカリーを取材する中、ベーカーの在来種小麦への情熱に触れてきたことから、「アンシエント・アグロ」のカルネンドラ・カルマンチさんに在来種小麦について話を伺った。
 「アンシエント・アグロ」は、穀粒を農家に渡し、収穫した穀物を倉庫に保管してパスタや粉に加工する創立8年目を迎えた会社。種から商品まで独自の方法で管理しており、透明性を大切にしている。
 「在来種小麦を使うアルチザンベーカーは増えてきています。お客様は、在来種小麦の方がミネラルなどの栄養と繊維が豊富で体に優しく、グルテンを受け付けない病気でも食べられるということで興味が持たれています。ただ、面積当たりの収穫量が少なく大量生産することが難しいためアルチザンベーキングやホームベーキングに適しています。在来種小麦は地域によって様々な種類がありますが『ソノラ・ウィート』は、アメリカで栽培されている最も古い小麦の一つで、ネイティブアメリカンに育てられ、1776年に存在した記録が残っています。耐乾性が強く、約4フィート(1m20cm)と近年の小麦より高く育つため耕運機を使わなくても収穫できることから有機農業や無耕農業に向いています」
 在来種小麦は繊維が多いので、クッキーやサワー種ブレッドに適しているという。取材中、8ドルもする「ドラム・イラク」小麦粉のサワー種パンが売れていた。希少価値と安全・信頼性に対し、それだけの対価を支払っても手に入れたい顧客がいるという証だろう。

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スーパーフード「モリンガ」

パイやアップルサイダーに最適なグラベンステイン種りんごを勧めてくれた

11種類のトマトの試食