The Yellow Deli(ザ・イエロー デリ)

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スタッフ一同

店舗外観

 アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパなど数カ国に出店しているベーカリーカフェ「The Yellow Deli(ザ イエロー デリ)」は2017年10月15日、京都・太秦(うずまさ)の大映通り商店街に日本第1号店をオープンした。洒落ていてフレンドリー、メニューが豊富と商店街で注目の店になっている。

 同店は、オーストラリアの店で働いていた日本人夫妻とオーストラリア人などで日本第1号店を立ち上げた。従って、オーナーは複数で共同経営をしている。首都圏や大阪ではなく、京都でも中心地から離れた大映通り商店街に出店した理由は、地域に愛される店になりたいという想いを込め、あえて商店街というロケーションを選んだという。イエローデリ公式Webを見ると、出店は人口1〜10万人規模の町が大半を占めている。立地のコンセプトは海外も日本も変わらないようだ。
 その想いに地域が応えるように、子育て世代の若い主婦同士や中高年グループ、ひとりで自分の時間を満喫する人など老若男女問わず賑わい、常連客も多く、ランチ時には満席になる。アメリカ・カリフォルニア州留学中にThe Yellow Deliに出会いファンになった人や東京からわざわざ太秦に来る女性ファンも存在する。
 店舗外観は、黄色のポップなデザインのロゴを入れた看板が目印。同商店街にはあまりない配色なので目立っている。外から見ると店内はややダークで入り難いイメージがあるが、入ってみるとウッディに統一されたインテリア、細部にこだわった造りで落ち着ける。スタッフ(共同経営者)全員でおよそ3カ月かけて手作りしたらしい。木製のカウンターには、ハード系や菓子パン類などのパンが並べられている。試食も置いてあり味が確かめられる。客席は、2人掛けのカウンターと2人掛2脚、4人掛3脚、6人掛1脚のテーブル席とコンパクトにまとめられているが、各席にゆとりがある。外観と異なるのは店内の様子だけではない。スタッフ同士の公用語は英語。見た目は日本人で接客も日本語だが、なんとなくぎこちない。日本店立ち上げスタッフは、ほとんどがオーストラリア店のスタッフだったので、厨房内やスタッフ間では英語が飛び交っている。現在、皆で日本語の接客トレーニングをしているそうだが、フレンドリーで丁寧な接客をしてくれる。英語で話しかけると喜ばれる。
 カフェメニューやパンのレシピは、オーストラリア店のものを忠実に再現しているという。海外から日本に進出してくると少なからず日本人向けにカスタマイズされるが、同店はそのままの海外仕様。食パンには、全粒粉や自家製酵母を使用している。少し大きめポーションだが手頃な価格。ベジタリアンには嬉しいベジバーガーなどもある。
 イートインメニューは全て手書き。ロゴは世界共通。人気メニューは、ホットサンドイッチやたっぷりサイズおかわり自由なドリップコーヒー。ほかにもオリジナルサンドイッチ、サラダ、スイーツなど種類が豊富。ブレックファストメニュー「スピンウィッチ」は、たまご・ほうれん草・玉ねぎ・パプリカ・チェダーチーズで食べ応えのある内容。
 ベーカリーメニュー人気ナンバーワンは「マフィン」。北海道産全粒粉を70%以上配合した「バゲット」「メープルフルーツパン」「アーモンドシナモンロール」「マイルドチェダーパン」「バナナブレッド」が人気。ショーケースにはサンドイッチやスイーツも並ぶ。
 The Yellow Deliは今後も、顧客の意見を積極的に採り入れながら日々進化させようとしている。

※大映通り商店街:戦後の夜店通りから始まり、大映撮影所とともに発展した。かつてこの界隈には大映をはじめ映画の撮影所が立ち並んでいたことから、商店街に撮影の合間にスターが衣装のままで通りを歩いていたなどの様々な「映画」にまつわるエピソードが息づき「キネマストリート」とも呼ばれ親しまれている。寂れていた時期もあったが、現在は洒落た店が少しずつ増えてきた。

【The Yellow Deli】
▽住所=京都市右京区太秦多藪町14-11
▽電話=075-881-6886
▽業態=カフェ、パン、パン・サンドイッチなど
▽営業時間=日〜木:10〜20時、金:10〜15時(但し、パンの販売は土曜日以外毎日8時30分〜)
▽定休日=土曜日
▽アクセス=京福電鉄・京都市バス・京都バスで「帷子ノ辻(かたびらのつじ)」下車。大映通りを約300m進んだ右側でセブンイレブンの真正面に位置している
▽URL=yellowdeli.com

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店内の様子

パン類