第66回経営技術総合研究会 鳥越製粉
フランスパン専用小麦粉「フランス」発売60周年
さらに美味しく進化させる

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鳥越会長兼社長

桑野理事長

研究会の様子

 鳥越製粉M(鳥越徹社長)は11月21日、福岡市中央区の天神スカイホールで第66回経営技術総合研究会を開催した。

 講演会は、多摩大学客員教授の嶋聡氏が「孫正義の参謀が語る大風呂敷が地域を変える」、Mメガネスーパー代表取締役社長でMビジョナリーホールディングス代表取締役社長の星崎尚彦氏が「負けグセから完全脱却!綿密に計算された『戦略的アナログ再生』」をそれぞれ講演した。また、同社のフランスパン用粉「フランス」、2019年新製品などの紹介や展示も行われた。
 開会に先立ち、代表取締役会長兼社長の鳥越徹氏は、度重なる自然災害の発生で被災した人々に対してお見舞いと、1日も早い復興を祈念することばを述べた後、次のように挨拶をした。
 国内の景気は、輸出の減少に伴う企業マインドの悪化が懸念されているが、雇用や所得の改善等により個人消費は底堅く推移している。
 食品業界は、来年度の東京オリンピック・パラリンピック関連需要の盛り上がりは期待できるものの、消費者の節約志向を背景に厳しい価格競争が続いている。また、労働力不足による人件費の上昇に加え、自然災害による国内農業や食品産業への影響も懸念され事業環境は厳しさを増していきそうだ。
 そこで今日は、このような大きく変化する環境の中、企業が進むべき道と現場の活力を如何にして向上させるかを探るため、2人に講演をお願いした。
 弊社の近況について簡単に報告する。
 弊社の主力製品の一つであるフランスパン専用小麦粉「フランス」は、1960年に発売し来年60年を迎える。当時、パリに出張していた弊社役員が現地で食べたフランスパンのあまりの美味しさに魅せられ「フランスパンの小麦粉を自社で作りたい」と思い立ったのが開発の始まりだった。当時の日本で、パンといえば食パンやあんぱんなどのソフトなパンが主流で、フランスパンの製法もそれを作る小麦粉もなかった。そこで、フランスから小麦粉を輸入し分析研究を行い、試作品をフランス国立製粉製パン学校のレイモン・カルベル教授にテストしていただき、1960年に日本で初めてフランスパン専用の小麦粉「フランス」が誕生した。
 それから60年もの長きに亘り弊社を代表する小麦粉として現在も販売が続いている。今後とも、さらに美味しく皆様に満足していただけるような「フランス」に進化させる所存。
 続いて、新製品を紹介する。
 サックリと口溶けの良いパンが作れる「P63パンベースミックス」。水を加えて混ぜるだけで簡単にメレンゲができコスト削減にも繋がる「メレンゲベースミックス」。一般小麦粉と比べて遜色のない麺が作れる「低糖質めんミックス」を発売したので、是非、試していただきたい。
 その後、来賓を代表して福岡県パン協同組合連合会理事長の桑野龍一氏が、台風等の被災地復興を祈念することばに続き「鳥越製粉様は、中期経営計画に基づき将来の成長に向けた諸施策に積極的に取り組んでおられる。最近では、穀物需要を推進する組織『グレーンプロブレムチーム』を新設し、穀物の新たな需要拡大を図られている。これからも世の中になくてはならない企業として、パン業界をさらなる発展へと導いていただけると確信している。そのような中、2人の著名な講師を迎えた貴重な勉強の機会を設けていただいた。今日の講演は、今後の経営に大きな力になると信じている。鳥越製粉様に感謝申し上げるとともに、さらに大きく発展され、地元ベーカリーにとって益々頼りになる存在なっていただきたいと願っている」と祝辞を述べ、講演が始まった。
 第一講終了後には、研究開発部福岡グループの松本京子氏が新製品の紹介を行い、講演終了後、取締役副会長の高峰和宏氏が閉会の挨拶をし、懇親パーティーに移った。

【新製品紹介】
《「フランス」使用の新しい広がり》
▽ドゥリーブル=「フランス」が持つ風味ともっちりソフトな食感が引き立つ。
▽バナナブレッド=バナナを練り込み焼き上げた菓子。フルーツなどを多く練り込んでもボリュームのある製品ができる。
▽シュー=サックリと歯切れが良く、味わいのあるシューができる。
▽バターケーキ=しっとりとして適度な弾力のある食感のバターケーキができる。
▽蒸しカステラ=ボリュームがあり、もっちり食べ応えのある蒸しカステラができる。
《2019年新製品》
▽Nコーティングミックス=水・砂糖を加え、混ぜるだけでコーティングゼリーが簡単にできる。ポイント:加熱不要で楽。無駄なくほしい分だけ作れる。バラエティーが簡単にできる。冷凍流通可。
▽S80チーズケーキミックス=ホイッパーでの起泡が不要。ビーターで簡単に生地ができる。ポイント:起泡や比重管理不要。しっとりなめらかな食感。ベーキングカップでも焼ける。▽コーンパンプラス=パン生地に練り込むだけで簡単にコーンの風味豊かなパンができる。

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新製品・提案商品の展示

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