ぱんのいえ古市店〈大阪府羽曳野市〉
毎日少しのお客様を増やして圧倒的な顧客数を確保
定めた目標を毎年確実に達成する

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店舗外観

店長の堀田和宏氏

店内の様子
 

しおぱん

牛肉カレーパン

「和」食パン

 Mぱんのいえ(舩田洋史社長)は、大阪府柏原市の本店を軸に府下6店舗の「ぱんのいえ」を展開している。昨年9月15日、羽曳野市の近鉄南大阪線古市駅前に古市店をオープン。1979年の創業時より引き継がれた「変わらぬ美味しい焼き立てパンを素敵なサービスと納得の価格で提供する」という精神が近隣住民に伝わり、なくてはならないベーカリーとして繁盛している。

 同社は、パンという発酵食品で、お客様の食卓へ「おいしさ・健康」そして「楽しさ」を提供し、地域の人々の幸せ、取引先の発展を願い、 会社の維持存続と仕事を通じて従業員の成長と生活の向上を経営理念としている。
 会社として力を入れていることを舩田社長は、次のように語った。
 「先ず、店舗設計にはデザイナーの感性を取り入れるなどし、他社に比べると大きな投資をしています。設計の違いで店格が明らかに向上します。
 次に、高品質な原材料を使用し、高すぎず安すぎない商品の提供です。そして、常に焼き立てを出してお客様に喜んでいただくことです。当店では、食パンを日に5回焼成しています。
 人材教育についてですが、全店が独立採算できるよう外部コンサルタントを招聘し、数値管理の勉強に徹底して次世代の店長となる人材を育てています。また、社外の様々な講習会や接客講座に参加させ、パン製造技術の向上と喜ばれる接客で飽きの来ない店作りを図っています。
 最も力を入れていることは、労働環境の整備です。現在、年間休日105日、定期昇給と賞与の支給、年1回の社員旅行の実施など。その甲斐あって、定着率も良く、世間で騒がれているほど人材不足を感じていません。このようなことは全て、売上高アップと利益額拡大に繋げなければなりません」
 舩田氏は、昭和43年生まれ。専門学校を卒業後、東京ポンパドウルで6年間修行した後、同社に入社し昨年12月に2代目社長に就任した。同社は、創業時よりチェーンベーカリーの業態だが、時代のニーズに応じて料理を提供する店舗やイートインができる店舗へと変化している。
 創業者の舩田道夫氏は、同社のホームページで次のように想いを発信している。
 「私の楽しみは、お客様の『ありがとう』と従業員の成長です。お客様に感謝するのはこちらですが、それがお客様から『ありがとう』。これに代わる喜びはありません。そして、まだ若い社員がぱんのいえで学び、独立していくのが楽しみです。ぱんのいえの『安全な原料を使った美味しい焼き立てパンを素敵なサービスと納得される価格で提供する』ことは、永遠に変わることはありません」
 店長でエリアマネージャーの堀田和宏氏は、エコール辻大阪辻製パンマスターカレッジを卒業後、同社に入社し今年で16年、将来は独立を目指しているという。同店の特長を次のように述べた。
 「この立地は以前、ミスタードーナツが入居していましたが、あまり成績の良い店ではなかったと聞きました。しかし、当社が出店した限りそのような状態に陥ることは許されません。全店舗に共通していることですが、地域に密着し普段使いの商品を作るノウハウが最大の武器です。そのことを色濃く出せる店にしたいと考えます。他店舗と商品に大差はありませんが、サンドイッチを自店で賄うことに初めて挑戦しました。従来、志紀店で作ったサンドイッチを他の4店に供給していましたが、製造効率を優先させるよりも、今後はお客様により新鮮な作り立てのサンドイッチを召し上がっていただくという、会社の方針に基づくものです。特にオープンサンドは、各店舗で作る試金石の役割を担っています」
 その成果は、オープン半年で実績として現れ、すこぶる順調に推移しているという。
 売れ筋商品第1位は、じゅわーっとジューシーでくせになる「しおぱん(税込77円)」。同店の超人気商品のため、一人5本限定。予約や取り置きもできない。2位が、じっくりコトコト6時間煮込んだスパイシーなカレーがたっぷり入った「牛肉カレーパン(同160円)」。3位が、湯種製法によりしっとり、もっちりを実現した角食「和食パン(同216円)」。食パンは「和」のほかに、湯種製法の山食「カントリー食パン(同226円)」やタピオカ澱粉入りの「河内食パン(同226円)」も人気を博している。
 自店製造のサンドイッチは、フランスパンにたまごサラダをたっぷり入れて食べ応え満点の「エッグフランス(同185円)」、ヴィエノワサンドの「パストラミビーフ(同350円)」が大人気。女性が好む野菜をふんだんに使った商品が売れる中、野菜を使わずハムとチーズのみで作った「カスクート ハム&チーズ(同250円)」は、男性客の心を鷲掴みしたらしい。「いそべチーズちくわ(同134円)」や「大人のわさびちくわ(同139円)」などの酒の肴になりそうな商品もある。粒々ピーナッツ入りのクリームをくるみパンに挟んだ「大粒ピーナッツサンド(同150円)」、「パン ド カフェ(同150円)」といった新商品もパンの棚を賑わしていた。
 同店のプライスカードには、スタッフの実名入りで推奨品が紹介されている。まるで声を掛けられているようで、店の暖かさが伝わる1アイテムに思える。
 堀田店長は「甘いパンよりも調理系のパンがよく売れます」と話していたが、甘系パンもハード系も充実している。
 「企業が存続発展するためには、買い易い価格の商品と付加価値がある高額商品をバランス良く売っていかなければなりません。また、今までも時代のニーズとともに若干の業態変化を行ってきましたが、もう一歩踏み込んで、顧客を囲い込む施策を実行しなければならないと考えます」と舩田社長はいう。
 その具体策として、しっかりしたパン教室が開催できる厨房のあるベーカリーを視野に入れている。柏原市の依頼で、パン教室を開いたことはあるというが、自社主催ではなく、パン教室を通じてパン作りの楽しさや難しさを知った上で、更にパンが好きになって欲しいという狙いがある。
 同店の今後の展望を堀田店長は次のように述べた。
 「地域特性で、何事も一気に押し寄せ、一気に立ち去る傾向があると教えられました。オープン後半年が経過し、落ち着いた時期を迎えているため、これからが正念場だと考えます。きちんとしたパン作りを続けて足元を固め、毎日少しのお客様を増やし、圧倒的な顧客数を確保したいと思います」
 また、会社の展望を舩田社長は次のように述べた。
 「先ず人を育てることです。人材が育つとそれに見合うポジションが必要になるため、大規模な店舗展開ではない人材と比例した会社規模の拡大を図ることです。今年度は、売上目標を8億円に定めています。定めた目標を毎年確実に達成することが、会社規模の拡大にも繋がります」

 【Mぱんのいえ】
〒582-0006大阪府柏原市清洲1-1-4
TEL072-971-6688/FAX072-971-1751
▽従業員=正社員:43名、パート・アルバイト:110名
▽店舗=志紀店、志紀店カフェ、八尾店、山本店、国分店、古市店

【ぱんのいえ古市店】
〒583-0852大阪府羽曳野市古市4-1-2スワンライズビル1F
TEL072-958-2156/FAX072-958-2156
▽営業時間=7時〜19時45分
▽定休日=第三火曜日

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カスクート ハム&チーズ

スタッフ名入りプライスカード