関東甲信越地区包装食パン表示検査会
会員の自主的な表示の改善に役立てる

BACK

 日本パン公正取引協議会は5月17日、3月7日に東京都中央区の鉄鋼会館で開催した平成30年度関東甲信越地区包装食パン表示検査会の結果を発表した。
 同検査会は、関東甲信越地区で販売されている包装食パンについて、表示に関する公正競争規約に基づき表示の実態を検査し、包装食パンの表示の適正化を図るとともに製パン業の公正な競争を確保するための資料とするもの。検査対象商品は、関東甲信越地区で会員が販売する包装食パン11商品の他、非会員が製造・販売する9商品(会員が製造する非会員PB商品含む)の合計20商品。検査員は、一般消費者10名。検査方法は、検査対象商品の表示について検査員が検査表の項目に従って評価し、併せて評価の理由などの意見を求めるもので、検査終了後には意見交換会が行われた。
《意見交換会における主要な意見等(抜粋)》
▽「小麦粉(国内製造)」という表示があったが、国内製造が何%とかの決まりはあるのか。また、書いてあるものとないものがあるのはなぜか。
▽アレルギー表示は、とても大切な表示であり、消費者が買うときは細かい表示は見ずに買うので、一番見やすい場所に別枠で記載してほしい。3つの面に記載してあり、見やすい商品もあった。
▽文字が小さく見づらいモノがあったが、消費者が忙しく買い物をするときにじっと見ないと分からないとか、年をとると小さい字は見えなくなるので、パッと見て分かりやすく表示してほしい。
▽消費期限の表示について、一括表示の裏面(商品の表面)に表示しているものが多かったが、その表示も背景の色との関係で見づらいものもあった。一括表示の隣の横面に記載した方が、グルッと回す必要もなく見やすいと思った。また、一括表示と同じ面に記載する余裕があるものもあり、消費期限の記載を工夫していただきたいと思う。
▽包装紙にシールを貼って表示しているものがあり、シールの面が小さく、文字間、行間も狭く見づらいものがあった。シールを貼る方法でない方が良いと思う。
▽原材料の表示について、特長のある材料を使っているという表示があったが、どのくらい使っているのか分からないと思った。チーズ、ミルク、蜂蜜、レーズンは何%以上使っていないと表示できないというルールがあるが、それ以外は基準がないのか。
《検査結果の取扱い》
 同協議会専門部会で、今回の検査会に出された20商品の取扱いを検討した結果、全20商品について不当表示に該当する商品は無かった。しかし、会員商品のうち1商品について必要記載事項に不備があったため、次の項目について改善するよう注意喚起した。
◇内容量の表示は、公正競争規約において内容数量を枚数で表示することになっており、内容数量を表示すること。
 また、検査員から出された意見については、今後公正競争規約を見直す際の参考資料として活用するほか、会員の自主的な表示の改善に役立つよう会員に対し情報として提供した。

前へ戻る