PANメンバーズ2019年度10月第115例会
年間研究テーマ「働きたいベーカリー」

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当日の出席者

 PANメンバーズ(南卓治代表幹事=Mエムズフードアンドライフ社長)は10月29・30日の2日間、大阪市北区の大阪第一ホテルで第115例会を開催した。

 開催に先立ち、南代表幹事が次のように挨拶した。
 10月から消費税増税が実行され、増税に関連してキャッシュレス対応やポイント還元など複雑で理解し難く、店も来店客も混乱している。状況は総じて良くないが、何が原因なのか把握し切れていない。一日も早く要因を掴み、対策を講じなければならない。今後もHACCPをはじめ、フードロス対策やプラスチックゴミ問題、受動喫煙防止等が課題になる。これらを一つずつクリアしなければならないと思っている。現在、企業・個人に最も求められていることは「変化対応能力」ではないかと認識している。私自身のイメージは、国家が政策として企業を篩いに掛けているように感じる。その篩いに勝ち残らなければならない。勝ち残れるのは生産性の高い企業。篩い落とされないようにしたい。
 例会では、伊那食品工業M代表取締役会長の井上修氏が「いい会社をつくりましょう」をテーマに講演。研究会では、M大地取締役の松村匡章氏とサービス事業部長の村上雅基氏が「採用費ゼロで毎年10名以上社員雇用する人材育成」をテーマに講演した。
 その後、各事業部会報告が行われ、M木輪の芳野栄氏が、連続講話「パンの耳」第34話〈未熟さを改める〉を披露した。
 会場内には、協賛会員のPRブースが設置され、休憩時間等を利用してトップ・トレーディングM・鳥越製粉M・友栄食品興業M・M田中食品興業所がプレゼンテーションを行った。
 懇親会では、副代表幹事の舩田洋史氏が「PANメンバーズは、人に自慢できる会だと思っている。さらに盛り上げて新会員が寄ってくるような会にしたい」と開会の挨拶をした後、Mイワセ・エスタ常務取締役の熊越哲司氏が乾杯の発声を行った。和やかな宴は進み、初日を終了した。
 2日目は、マネジメント研究会が行われ、@意見交換会井上氏の講演振り返り、松村氏・村上氏の講演振り返り。AMリンドバーグ労務管理コンサルティング事業部山本和広氏による「労務改善と助成金」講演。以上で2日間の日程を終了した。

【事業部会報告】
《運営部会》
@新入会員を増やすことに力を入れ「入ってみたい会」を目指す。A例会後の懇親会費を二人から無料にしたことで、参加社数に変化はないが参加人数が増えた。今後も継続する。B3月例会は、K.YOKOYAMAの横山暁之介氏を講師に招く。また、リテイル白書の解説を行う。2日目はフードロス、プラスチックゴミ(レジ袋)、キャッシュレスの振り返り等を行う。
《経営部会》
@11月20・21日東京ベーカリー視察。目的は、社員が働きたいと思う環境作りを実践するベーカリーを見学し自社で何ができるかのヒントを見つけること。
《商品部会》
@商品アイデアの出し方とサンドイッチ講習会(講師にナガタユイ氏を招き日清製粉Mで開催)。サンドイッチの歴史や世界事情を学んだ。A来年度、商品コンテスト「国産小麦の食パン」を実施。テーマは「ギフトになる高級食パン」「食事に合うシンプルな食パン」。締め切りは2月21日の予定。

協賛会員プレゼンテーション
トップ・トレーディングM
数ある商材の中から生ハムを紹介。塊で輸入した材料を同社でスライスし、小分け製品にしてベーカリーに提案している。1パック100gで20パック(2kg)が1ロット。試食は、同商品とバゲットを使った「ブルスケッタ」。
【問合先】
〒556-0021大阪市浪速区幸町2丁目2-20清光ビル、担当/河原将太郎
電話06-6567-6722、FAX06-6567-6615

鳥越製粉M
▽コーンパンプラス=スイートコーンをペースト状に加工したレトルト商品。パン生地に10〜15%練り込むだけでコーンの豊かな風味と甘味のあるコーンパンができる。
▽雑穀パンプラス=5種類の雑穀をレトルト加工した商品。パン生地に10〜15%練り込むだけで雑穀の風味と食感が楽しめる健康志向パンができる。
▽つこうてみんね=国産はだか麦をレトルト加工した食品。はだか麦は大麦の一種で、小麦に比べ食物繊維を豊富に含む。

友栄食品興業M
▽ほわチョコ=北海道牛乳を使用し、やわらかく口溶けが良い「食感の軽さ」にこだわったチョコレート風味のフラワーペースト。
▽CJ木苺=木苺の果肉を使用し、木苺の鮮やかな赤色と酸味を表現したゼリー状フィリング。

M田中食品興業所
▽なめらかビーフシチューR(リニューアル)=煮込み料理にテク下スジ肉を使用。ビーフシチューに欠かせないフォン・ド・ボーを使用。香ばしさと味わいのブラウンルウを使用。
▽北海道野菜のクリームシチュー=ミルクの優しい味わい。口溶けの良さ。3種の北海道野菜(たまねぎ・じゃがいも・にんじん)を使用。

パンの耳 第34話
M木輪 芳野栄氏
未熟さを改める
 最近の世の中の荒みを憂えているのは、私一人だけではないように思います。例えば、親の子供に対する虐待問題。吾が子を死に至らしめる最悪のケースも報じられています。また、「80 50」問題も社会的問題としてクローズアップされています。80才代の親が50才代の引きこもりの子供の面倒を見るという問題です。さらに自動車のあおり運転では相手に危険と不快さを与え、多くの人に不安を与えてしまっている問題。常態化した、いじめの問題等々。
 こうした問題に対して、政府はじめ自治体においては解決に向かうべく、対策を色々講じていますが、なかなかこれらの問題は後を絶たずくり返されています。
 このような問題の原因はどこにあるのかを正しく把握し、根本的対策を打っていく必要を感じています。原因の一つに人間関係能力の欠如があるように思います。周囲の人との人間関係がうまくいかない。充分なコミュニケーションをとることができない。つまり人の話を素直に受け入れることができず、同時に自分の思いや考えを正しく伝える事ができない。
 また先入観で物事を判断してしまう。その結果、自分の思い通りに事がはこばないことに腹を立て、子どもの虐待や弱い人をいじめるということで自分の思いを通していこうとしています。また、社会の規範やルールが守れず自分勝手に、自分の思いだけを優先させてあおり運転をくり返しています。つまり、未熟な性格、わがままな性格がこうしたさまざまな問題の根底にあると思っています。
 こうした未熟な性格、わがままな性格を私たち一人ひとりが意識して自ら正していかない限りこうした問題解決にはいたらないでしょう。その場限りの対症療法だけに止まらず、時間がかかっても根本治療にも取り組む必要があります。
 素心学(池田繁美先生)では、思いやりのある人間になることを目的にしています。つまり、人に不快さを与えない。安心と喜びを与えることのできる人間になることです。自分のわがままな心を排し、我を通すのではなく、周囲の人と調和し、魅力的で人から好かれる人間になることです。具体的には『社会人としての日常の心がけ』を実践する(思いやりの行動を実践し続けることで自分を躾けていく)『謙虚さのなくなる兆候14項目』で、自分が謙虚さを失っていないかを振り返る。また、『二十の徳目』を意識して、身につけていくことです。こうしたことに丁寧にかつ継続して取り組んでいくことでわがままな性格、未熟な性格は次第に正されていきます。一人ひとりがそれらを実践することで思いやりのある、潤いのある世の中となることでしょう。

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南代表幹事

舩田副代表幹事

芳野氏