新名古屋営業所内覧会・祝賀会 大阪食糧卸
「製品に優しい」「働く人・運ぶ人に優しい」を実現

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 大阪食糧卸M(黒田厚社長)は2月19日、1月20日より業務を開始した新名古屋営業所の内覧会を開催。終了後には名古屋市中村区の名鉄グランドホテルで祝賀会を催した。

 内覧会では、取締役総務経理部長の岡田好広氏が説明を担当。次のように新営業所の機能を披露した。
 1階は、最大400パレット25kg袋2万袋が収容できる可動式(1基約160トン移動可)の常温倉庫をはじめ、室温25℃以下の低温倉庫2室、冷凍・冷蔵室を備えている。
 建屋天井には、断熱材を挟んだ合板を使用しており、従来の吊り天井に比べ天井が高くなり断熱効果が増した。照明はLEDライトを採用。国内で設計段階からLEDを設置する工場・倉庫はまだ少ない。また、「粉やの息子」小麦粉OUTLET SHOPは、業務用・家庭用のあらゆる小麦粉を取り揃えており、近隣・緊急需要に対応している。営業時間は9時30分〜16時30分。但し、日・祝・年末年始は定休。
 2階のプレゼンテーションルームは、講習会や各種勉強会、取引先との商品企画の試作等を行う。ミキサー・ホイロ・オーブンなどパン製造を中心にしているが、製麺にも対応した製麺機や茹窯等の設備を有し、定期的な勉強会等を開催することにより名古屋地区の製麺関連企業との取引拡大に繋げたいと思っている。特に大型ディスプレイを採用し、実演の内容を視覚で体験できるようにした。将来は、ピザ用石窯の設置導入も視野に入れており、その窯での商品提案等を考えている。そのほか男女ロッカールーム、喫煙室などを備えている。

 祝賀会では、開宴に先立ち、黒田社長が次のように挨拶した。
 名古屋営業所の歴史は古く、1958年に祖父の黒田隆治が名古屋市東区に開設したと聞いている。1958年は私が生まれた年で、名古屋営業所も私も60歳を超えている。名古屋は、大阪や東京に比べると市場が伸び悩んでいると感じて、1990年に元常務を名古屋営業所に赴任させ、麺関連を中心に3年間で実績を築こうと考えた。しかし、思惑とは異なりパン関連の顧客が伸長した。そうなると物流が課題となり、1991年名古屋市西区に日の本穀粉様とともに約2千袋が収容できる倉庫事務所を開設した。その後、弊社メンバーの努力により2千袋倉庫では賄い切れなくなり、2005年に小牧市で約7千袋が収容できる倉庫に移転した。その頃から、ベーカリー業界では使用小麦粉の多様化が進み、ベーカリーに納入する小麦粉の種類が増えて倉庫が常に満杯状態になった。2010年、愛知県から倉庫前の国道拡幅により土地収用が持ち掛けられ、収用後の土地で延べ面積を拡大する方法など色々と考えたが上手くいかず、新しい倉庫用地を探すことに決めた。そのようにして2018年に現在の用地を取得することができ、そこから様々な検討を経て竣工。今日の内覧会・祝賀会に至った。
 新名古屋営業所倉庫は、単に大きいだけではなく「製品に優しい倉庫」を目指した。また、倉庫内で働く人が作業しやすく、省エネルギーも意識した。さらに、立地が名古屋市内に近くなることにより配送の効率化が実現でき「運んでいる人に優しい倉庫」になった。従来からあったテストキッチン設備を拡充し、営業の提案力強化に繋げたい。「粉やの息子」小麦粉OUTLET SHOPを併設し、ネットビジネスの先を見据えた新しい販売チャンネルを構築したい。
 しかし、小麦粉に携わって約40年。これまでのノウハウを投入し、今後挑戦したいことの実現に向けて邁進する所存。
 ある人から、小麦粉一辺倒から脱却することが必要ではないかと言われた。私も小麦粉だけでは明確な将来像が見えないと感じ、色々な新規事業を手掛けたが思い描くようにならなかった。若い社員は、最初は加工度の高い商品を売ろうとするが、暫くすると小麦粉を売っている。弊社は、小麦粉の販売が最も適しているように思える。最近はこれが、企業風土やDNAではないかと考えるようになった。経営の多角化は必要だが、風土に合わないことに力を入れても上手くいかない。それならば、徹底的に小麦粉のプロを目指すことが望ましいと考えるようになった。小麦粉のプロを目指すのであれば、日本中、世界中の小麦粉をオンデマンドに調達しピッキング、塩・砂糖・乾麺とともに1台のトラックで運ぶというビジネスモデルを徹底的に追いかけたい。  新名古屋営業所を完成・稼働させることはできたが、これは器が出来ただけ。魂を入れなければならない。魂を入れることは私たちだけでは出来ない。本日参集の皆様から知恵やノウハウを頂戴しながら魂を入れたいと思っている。
 続いて、同営業所建設で尽力した藤木工務店に感謝状が黒田社長より贈呈された後、出席者を代表して日本製粉M取締役常務執行役員の竹内充彦氏が祝辞を述べ、昭和産業M常務執行役員大阪支店長の杉山毅氏が乾杯の発声をして祝宴が始まった。

【大阪食糧卸M名古屋営業所】
▽住所=〒481-0041愛知県北名古屋市九之坪白山84番
▽電話番号=0568-54-3555(代)
▽FAX番号=0568-26-0888
▽所長=梶原潤一
▽アクセス=電車:名鉄犬山線西春駅(名古屋駅より約10分)より徒歩約12分/車:名神高速道路一宮ICより約20分

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黒田社長

新名古屋営業所外観

プレゼンテーションルーム