比屋根毅氏 お別れの会

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 Mエーデルワイス代表取締役会長の比屋根毅氏は6月4日、かねてより病気療養中のところ逝去した。享年83。
 密葬の儀は、過日近親者のみで営まれたが、9月1日に神戸ポートピアホテルにて「お別れの会」が執り行われた。
 お別れの会当日に手渡された故人を偲ぶ書面で、同社代表取締役社長の比屋根祥行氏は次のように挨拶している。
 故人は、1937年9月1日に石垣島で生まれた。1953年、15歳で故郷を飛び出し、広い世界に憧れて通信士になる夢を胸にたった一人で沖縄本島に渡った。そこで出会った洋菓子の道を極めるため1955年、本土に渡り以来67年間、洋菓子の道ひと筋に昭和・平成・令和と3つの時代を生き抜いた。
 尼崎市立花の7坪の小さい店からスタートしたエーデルワイスは、多くの人に支えられ、全国に6ブランド85店舗を構える洋菓子企業へと成長した。
 故人が常に申していた「洋菓子の道に行きつくところはない」との信念から、妥協を許さず本物の味を追求してきた。そして、菓子を通じたくさんの人に幸せを届けたいという創業からの想いに徹し、生涯を賭けて洋菓子作りに取り組んできた。洋菓子職人として歩んできた人生に誇りを持ち、これまでに出会った多くの人へ感謝の気持ちを忘れることなく、最後まで「白衣を着た経営者でありたい」という意志を貫いて天国へと旅立った。
 今頃は、長年苦楽をともにし、4年前に先だった母と一緒に仲良く美味しいケーキを食べていることと思う。最後まで叶えたい大きな夢があり、心残りはあったと思う。
 偉大な故人の遺志を受け継ぐには力不足ではあるが、全社員が一丸となって、社業と洋菓子業界の発展と地域社会への貢献に努力する所存。

〈エーデルワイスの社是〉
『忍耐と信用』
アルプスの厳しい環境で咲くエーデルワイスの花言葉は「忍耐」。どんなことがあっても「忍耐」強く頑張っていれば、必ず「信用」がついてくる。企業の成長は『忍耐と信用』の積み重ねである。
〈比屋根毅の座右の銘〉
『人生無一事』
「何もないところから一日が始まる」。今日は今日、明日は明日、常にその日を精一杯生きる。日々新たな気持ちで失敗を恐れずに挑戦することが大切である。
〈職歴〉
1953年5月沖縄ひよしや入社。1955年5月ナイス食品M入社。1957年4月大賀製菓入社。1966年3月エーデルワイス創業代表者就任。1969年2月Mエーデルワイスに改組代表取締役社長就任。2002年6月代表取締役会長就任。

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