 羽原氏
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 スペシャルハンバーガー
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井澤製粉M(井澤雅之社長)は1月16日〜4月9日の12週間、JA京都中央会・JA全農京都の協賛、京都府後援の下、京都府内を中心に大阪府・和歌山県・奈良県・滋賀県・愛知県・静岡県・広島県の参加店舗で「京小麦の収穫祭2023」を開催した。「京小麦の収穫」を祝い、消費者に対する京小麦の認知度を高め延いては「京都府内産小麦の生産拡大」を目指すことを目的にしたもの。
参加店舗は145店舗。業種は、パン59、菓子12、ラーメン48、うどん10、パスタ/ピザ14、お好み焼/鉄板焼2店舗。参加店舗における販売は、各店舗で京小麦100%のメニューを開発しイベント期間中に販売。参加店舗を12グループに分け1週間毎の販売とし、合計12週間のイベント期間で月〜日曜日の7日間を1グループとした。
パンで参加した店舗の成果は次のとおり(一部)。
【パン処太陽(2月6〜12日)】
〒616-8345京都市右京区嵯峨折戸町27-9
京福電鉄嵐山本線鹿王院駅から徒歩約1分
TEL075-861)-1869、7時30分〜18時/火・水曜日定休、イートイン不可、駐車場無
https://www.instagram.com/pan_taiyo/
▽京小麦商品=山食[税込価格350円])、バターリッチ(デニッシュ食パン)[同550円]
▽顧客の反応(評価)=京小麦に注目を集めた
▽来店客の変化=京小麦巡りのようなことをしている人で来店客増。近隣顧客も京小麦を目当てに来店する人もおり、京小麦商品を出せば売れた。イベントとして進化しているため毎年の参加を楽しみにしている。現在、京小麦を使用したレギュラー商品はないが、今後考案して京都を盛り上げたい
▽PR方法=インスタグラムが中心で、井澤製粉から支給されたPOP・幟・ポスターを活用した
《店舗概要》
オーナーは近藤真悟氏。高校卒業後「志津屋」に入社し約5年間パンの基礎を学び、「Vie De France」で約4年、「Zopf」で約5年間修業した。祖母が洋菓子店、母が喫茶店を営んでいた実家を改装して2019年10月に新規オープンした。店舗のコンセプトは、品揃えを多く(60〜80アイテム)して、好みの商品が選べるようにしている。使用小麦の国産化比率は約10%。客層は、平日に高齢者が多く、土・日に家族連れが増える。将来展望は、昔のような商店街の活気を取り戻すために来店客を増やす工夫を行い、地域の活性化に貢献する。
【パン屋BOO(1月16〜22日)】
〒612-8403京都市伏見区深草ヲカヤ町33-5
京都市営地下鉄烏丸線くいな橋駅と京阪本線深草駅とのほぼ中間地点
TEL・FAX075-203-0186、8〜19時/日・日曜日・第2月曜日定休、駐車場なし、URL:https://boo-pain.com
▽京小麦商品=ピスタチオクロワッサン(ブルーベリージャム・クリームチーズ入り)[同280円])を4週間連続で販売
▽顧客の反応(評価)=休み中の学生がわざわざ買いに来てくれ毎日売り切れた
▽来店客の変化=京小麦商品を目当てに来店する人が増えた。近隣顧客も京小麦に気付けば手を伸ばしてくれた
▽PR方法=インスタグラム・フェイスブック、井澤製粉から支給されたPOP・幟・ポスターを活用した
《店舗概要》
オープンは2014年10月。代表者は横田智寧氏と摩里夫人。智寧氏は、神奈川県出身。高校を卒業後、和歌山県のMカワグループで2年間パンを修業し、その後、京都のルパンベーカーズで4年間勤務。パン製造以外に商品企画や広報、広告等の企画を経験した。40歳までに自分たちの店を持ちたいという夫婦共通の目標を実現できる京都で独立開業を果たした。商品のコンセプトは、定番の、あんぱん・クリームパン・カレーパンなどをより美味しく買いやすい価格で提供すること。将来展望は、生産能力と売上をさらに安定させた上で、若いパン職人を育てること。また、3〜5年で2店舗目『フー』のオープンと、その先の『ウー』に繋げたい。
【ぱんのちはれ(1月30日〜2月5日)】
〒606-8186京都市左京区一乗寺南大丸町48-6
叡山電鉄一乗寺駅から西へ徒歩約1分
電話075-703-6710、10〜19時/水曜日
https://www.instagram.com/pan_nochi/
▽京小麦商品=とろ〜り半熟卵のカレーパン[同367円]、スペシャルハンバーガー[同702円]の定番商品を京小麦に変更、イベントオリジナルでクロワッサン[同259円]
▽顧客の反応(評価)=京小麦商品を求めて巡るスタンプラリー状態で注目を集めた
▽来店客の変化=イベント期間中は約10%増えた。
▽PR方法=インスタグラム・フェイスブックと井澤製粉から支給されたポスターを活用した
《店舗概要》
オーナーの羽原大介氏は専門学校卒業後、大阪府内で多ブランド展開をするエーワンベーカリーで約13年間勤務した後、京都市内のベーカリーで約4年間働き、8年前の2015年に同店をオープンした。商品のコンセプトは、隣のおばちゃんに買いに来てもらうという日常のパン。約50アイテムで6種類の生地からバリエーション豊かにパン作りを行なっている。小麦粉の国産化比率はアレルギー対策を兼ねて約95%。1アイテムのみミックス粉を使用している。平日の客層は近隣の主婦などが多いが、土・日のみラーメン街道を目指して他府県から来る若い人の来店が増える。京小麦を使った商品は、アイテムを増やすのではなく、磨きを掛けて京小麦使用商品を絞り込みたい。将来展望として全く具体的ではないが、店舗数を2店舗にすること。
【井澤製粉M】
〒601-8207京都市南区久世中久町736
TEL075-921-8325
FAX075-934-4703
URL:https://www.e-flour.co.jp
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