 QUEEN’S CROWN(〜國香特別本醸造仕立て〜)
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 クラウンメロン香るウールロール
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友栄食品興業M(冨井隆司社長)は6月8日、静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所協賛、袋井市後援の下、静岡県袋井市の静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所で「第10回クラウンメロンクリームパンコンテスト」最終審査(一般審査員50人による試食審査)を開催し、最優秀賞1作品、優秀賞2作品を決定。終了後には表彰式を執り行った。
同コンテストは、全国から41作品の応募があり、4月14日に同社社内審査員によって一次審査(書類審査)を行い20作品に絞り込んだ。5月12日には、クラウンメロン支所経営戦略部長の鈴木陽介氏、鈴木直子氏、西澤菜緒氏、一般社団法人日本パンコーディネーター協会代表の稲垣智子氏、Mシズル代表取締役の藤岡千穂子氏、フードライターの平井萌氏の6人による二次審査を行い、コンセプト・ストーリー性・外観・味・食感・独自性・販売価格などの視点で、最終審査に挑む3作品を選考した。
一般審査員50人による最終審査の結果、最優秀賞・袋井市長賞には、パン工房ボネロ 中谷幸司氏の作品「恋するクラウンメロン」が輝き、優秀賞には、JR西日本ホテルズホテルグランヴィア京都調理部製菓調理 松木崇至氏の作品「QUEEN’S CROWN(〜國香特別本醸造仕立て〜)」とMコムラインパンのかおり刈谷店 東浦直輝氏の作品「クラウンメロン香るウールロール」が選ばれた。最優秀賞には賞金10万円とクラウンメロン2個、袋井市長賞。優秀賞には賞金5万円とクラウンメロン1個がそれぞれ贈られた。
開催に先立ち、冨井社長は次のように挨拶した。
クラウンメロンクリームパンコンテストは、節目の第10回を開催することができた。第1回の表彰式をクラウンメロン支所で開催させていただいた経緯から、第10回はこの場所で開催したいと願っていた。コロナ禍では、一般審査員に参加してもらうことができず、リモートでの開催を余儀なくされた。今回は、2月から作品の募集をはじめたが、コロナの影響がどのように出るか予測できなかったが、5月8日に第5類に移行され、今日を迎えることができ、大変嬉しく思っている。コンテストの回を重ねる毎に作品の内容が充実し、パン業界に当コンテストが定着しつつあるように感じている。
弊社が製造しているクラウンメロンクリームは、年々知名度が上がり、主力商品として売上額で高い比率を占めている。現在、11種類のクラウンメロンクリーム商品があり、年間約200トンを出荷している。
一般審査員の熱い想いと厳正な審査・投票により最優秀賞を決定する。今後も弊社は、美味しく高品質なクラウンメロンを原料として供給してもらい、手頃なパン・菓子でクラウンメロンの普及と発展に努めたいと考えている。
その後、結果発表と表彰が行われた。
最優秀賞を受賞した中谷氏は「最高の賞をいただき感謝する。クラウンメロンが非常に大切に育てられていることを知り生産者の情熱を感じた。また、友栄食品興業のクラウンメロンクリームに対する想いに応えようと毎回コンテストに参加した。第10回大会に最優秀賞が受賞でき本当に嬉しい」と喜びを声にした。
クラウンメロン支所の鈴木氏が審査の総評を述べた。
最後に袋井市長の大場規之氏が祝辞を述べ、中谷氏に賞状が贈られた。
【恋するクラウンメロン】
ブリオッシュにチョコレートを折り込み、歯切れの良い食感とチョコレート味で、メロンバタークリームと相性が良い。クッキー生地の中のメロンクリームチーズがコクと甘味を付与してくれる。チョコレートの甘いパンではなく、メロンクリームを入れることで酸味と爽やかな甘味と香りがバランス良く口の中に広がる。
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